2018年05月29日

師匠との対局①

皆さん、こんにちは。
村長の星川愛生です。

前回、追記でお知らせした通り先週水曜日に師匠と手合で対局したので思い出も含めながらお話したいと思います。
関西棋院HPのプロフィールを見てもらえれば分かりますが、私の師匠は苑田勇一九段になります。
中学生の時にプロになるために四国の香川から大阪に出て来て、苑田九段のご自宅に住まわせてもらいながら勉強する
いわゆる『内弟子』になりました。
時代の流れでしょうか、今では内弟子の人は殆ど見かけなくなりました。

苑田九段には弟子入りの最初の時に3子で打って頂きました。
当時、私は地元の香川ではアマの六段でブイブイいわしてました(笑)
それでも3子でボロボロに負けてしまったのを今でも覚えています。

当時は苑田九段の検討に「なるほどと思うけど、自分には真似出来ないな…」と思ったものでしたが、今回対局してみて、かなりの部分で「あぁ、先生は次こんな事を考えているな」と分かる様になったのが何より嬉しかったです。
つい最近、こども囲碁道場でペア碁をした時にペアを組んだ女の子から「先生(私)の打つ手全く分からない!」と怒られてしまいました💦
やっぱりお互いの打つ手が分かるのが一番楽しいですよね♪

さて肝心の碁の方ですが、私が白番です。
実戦は白がC17と三々に入りました。この局面をAIに分析させたところ
ブログ20180528.png

ブログ20180528B.png
1のツケを推奨されました
奇抜な手に見えますが、三々だと黒は間違いなく下から押さえて来るのでこちらに一路寄せるのは理にかなっています。

下の碁は中国の於之莹六段と袁亭昱二段の対局ですが、やはり三々ではなくツケていますね。
星に対してのツケはこれからの主流になるかもしれません。

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今回は序盤まででしたが、来週に中盤以降の解説と内弟子時代の思い出をお話したいと思います。

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posted by プロ棋士さん at 10:00| Comment(0) | プロ棋士 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月22日

囲碁AIの活用③

皆さん、こんにちは。

村長の星川愛生です。


2回に渡って私の囲碁AIの活用法を紹介しました。

今回はAI同士の対局を見れるサイトをご紹介したいと思います。


まずはCGOSと言うサイトです。

サイトに繋ぐと↓の画面が出てくるかと思います。

ブログ2.png


ここは様々な種類のAIが打っていて、以前はZenもここでテストプレイをしていました。観戦したいAIをクリックすると


ブログ3.png

この画面になるので、見たい対局のviewを押せば

ブログ1.png

こうなります。これはZenの対局ですね。

最近、Zenはあまり対局していませんが、私が利用しているLeela Zeroや強豪ソフトも沢山対局しています。

AIでも、色々棋風があって見ていて面白いです。

もちろん勉強にもなりますが


次はLeela Zeroの自己対戦が見れるサイトをご紹介します。


ここはLeela Zero自体をダウンロードしたり、棋力の上昇値のグラフがあります。

肝心の棋譜ですが、下の方にいけば下の画面があると思います。

ブログ4.png

この画面の右側に◯◯◯VS△△△とありますが、基本的には上にあるのが最新版です。

ここの「VS」とアルファベットの羅列をクリックしたらLeela Zero同士の対局が見れます。


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三々に入っているのがLeela Zeroらしいですね!

最近はAI同士の碁をかなり見ているせいか碁を見たらどのAIか分かる様になりました(笑)

皆さんにもAI同士の対局を見て勉強するのもお薦めしたいと思います。

普段とは違う感じで新鮮に思われるでしょう。

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posted by プロ棋士さん at 17:05| Comment(0) | 囲碁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月15日

囲碁AIの活用②

皆さん、こんにちは。
村長の星川愛生です。

このブログを書いている現在、とても天気が良く気温も高くて暑いくらいです💦

さて、前回私がAIを囲碁の勉強に活かしているお話をしましたが、今回は具体的にどの様な感じでやっているかお伝えしたいと思います。
まず自分の打った碁の分析ですが「Go Review Partner」というソフトを使っています。
↑のリンクからダウンロード出来ます。自分のPCに合ったものをダウンロードして下さい。

①解凍したフォルダのGoReviewPartner.exeをクリックしたらソフトが起動します。
②Run a SGF file analysisをクリックして分析したい棋譜ファイル(SGF形式)を選びます。
③出てきた画面は設定画面なので特に変えなくても大丈夫です。そのままStartを押して下さい。
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この様な画面が出るかと思うので、しばらくお待ち下さい。
読み込みが完了すると↓の画面が出てきます。これがメイン画面ですね。
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④右の碁盤にAとBがありますが、例えばAにカーソルを合わせると
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Aの変化図が表示され、Bにカーソルを合わせるとBの変化図が出ます。
⑤メイン画面下の真ん中にあるTableをクリックすると候補手の勝率が出ます。
ブログ3.png
こういう画面は従来の勉強法では中々ないので新鮮ですね!
後、この「Go Review Partner」には面白い機能がありまして、勝率をグラフ化出来ます。
⑥メイン画面の右上のGraphsをクリックしたら↓のグラフが出ます。
ブログ3.png
これは黒から見た勝率のグラフですね。
こういったグラフも従来では無かったので見ていて楽しいです。
因みに私の手合時の勝率グラフは上下激しく全く安定していません
これからの課題ですね……。

新しい囲碁AIまたはソフトがどんどん出ているので、気分転換のつもりでこれらを試してみるのはいかがでしょうか
もし今回の記事で分からない事があれば、分かる範囲でお答えします♪
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posted by プロ棋士さん at 16:17| Comment(0) | 囲碁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月08日

囲碁AIの活用①

皆さん、こんにちは。
村長の星川愛生です。

沖縄はもう梅雨入りしたんですね。
私は自転車通勤なので雨は苦手です💧

前回は棋士の休日の過ごし方についてお話しました。
今回は囲碁AIに関してお話したいと思います。

囲碁AIはアルファ碁登場以降、日進月歩の勢いで進化しました。
日本製の囲碁AIと言えばDeepZenGoの引退が記憶に新しいですよね。
実は私もここ1~2年くらい、色々と試している状況です。

現在、私はLeela Zeroと言うソフトを使っています。
このLeela Zeroアルファ碁Zeroの論文を本当かどうかを実証する実験の一つで
アルファ碁Zeroと同じく人間の棋譜を使わずに自己対戦のみで強くなっています。

昨年11月にスタートしたプロジェクトですが、現在は私でも全く歯が立たない強さを誇ります。
なので最近の私の勉強法は、Leela Zero同士の碁を見る、Leela Zeroと早碁を打つ、手合で打った碁をLeela Zeroに分析させる等、AI尽くしになっています(笑)

そのせいか感覚がAIよりになっているかもしれません
その顕著な例が早期の三々入ですね。
ある先輩棋士から「三々に直ぐに入るのは良いと思って打っているのか」と聞かれ少し戸惑いました。

普段からAIは三々に入っているので、私の感覚もそれが普通になっていました💦
ただ逆の立場で三々に入られると対応に困るのでやはり星に早期の三々入りは有力かと思います。

どうやら、中国のプロ棋士もLeela Zeroを活用しているらしいです。
導入はPCに詳しくないと難しいですが、Googleなどで「Leela Zero 使い方」で検索すると良いと思います。

皆さんも活用してみては如何でしょうか?

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posted by プロ棋士さん at 17:55| Comment(0) | AI囲碁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月01日

棋士の休日の過ごし方

皆さん、こんにちは。
村長の星川愛生です。

ゴールデンウィークは皆さん
どの様にお過ごしでしょうか。

前回は元教え子の大川初段との対局や半目勝負の最後のダメ詰めについて触れました。
今回は棋士の休日の過ごし方について
お話したいと思います。

私の場合、普段の休みの日は家でゆっくりと過ごすのが多いのですが、先月の4月22日の日曜日は
同じ関西棋院鈴木敬施六段孫 英世五段と共にリアル脱出ゲームに挑戦してきました。
リアル脱出ゲームとは体感型イベントサービスです。
今回挑戦したのはこちら
マンションの一室に閉じ込められたという設定で部屋の中にある謎を解いて脱出するイベントでした。

鈴木六段とは何回かこの手の脱出イベントを一緒に挑戦しましたが、時間内にクリアした事がありません💦
今回こそはと思いましたが結果は……
脱出できませんでした

というか、今までで一番の難易度だったかと思います。
ネタばらしは厳禁なので詳しくは言えませんが、
スタッフさんにヒントをもらいつつでも時間内に間に合いませんでした。

でも普段使わない頭(棋士は基本碁しか出来ないので💧)を使ったり、全く初めての人と協力して謎を解いたりと
貴重な体験が出来たのは良かったです。

脱出イベントが終わった後はファミレスで軽食を頼みながら、局後の検討です!
ここは棋士らしいですかね
鈴木六段の感想は「手合違いでした。今回は100目くらいの負け」と棋士らしい?表現です(笑)

これに懲りずにまた同じメンバーで、リアル脱出ゲームに挑戦したいですね。
皆さんにもおすすめです。良い頭の体操にもなるかと思います。
もしかしたら、皆さんと一緒の組になるかも…。
その時はお手柔らかにお願いします♪
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posted by プロ棋士さん at 16:15| Comment(0) | プロ棋士 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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