2018年11月20日

改めてLeela Zeroについて

皆さん、こんにちは。
関西棋院棋士の星川愛生です。

もう外はコートやジャンバーなしでは辛い季節になりましたね。
皆さんも風邪などにはお気を付け下さい。

さて前回の予告通り、Leela Zeroについて改めて書きたいと思います。
Leela Zeroプロジェクトは始まってからちょうど一年になりました。
当初は私の様な一部のマニアしか知らなかった(笑)Leela Zeroですが、現在棋士の間で知らない人はいないくらい
知名度が上がりました。

パソコンが得意な若手だけでなく、ベテランの先生にまで広まっている様です。
ただ、私が残念に思うのはLeela Zeroプロジェクトの本質を理解している棋士が少ないという点です。

Leela Zeroはベルギーのgcpさん(ネット上のハンドルネーム)が開発者で、
目指すところはアルファ碁ゼロを自分たちの手で作り出そう!というところから始まっています。

アルファ碁ゼロは人間の棋譜を使わずに、自己対戦を2900万局行って人智を超えた強さを手に入れました。
ただそれはGoogleの様な資金力がある企業でこそ短時間で達成出来たのであって、
個人所有のパソコンでは1000年とか2000年かかるそうです
※この辺りの事は英文ですが調べたら出てきます。

それ故に個人ではなく、世界中の人のパソコンのパワーをボランティアで借りて
短い期間でアルファ碁ゼロに追いつこうというのが概要です。

なので対局したり検討したりするのはLeela Zeroのオマケの機能でしかなく、未だ志半ばな状態です。
多分この辺りが棋士があまり理解していないところだと思います。
私もかれこれ6000局くらいLeela Zeroの自己対戦の棋譜を送ってます。
現時点でLeela Zero1000万局以上、自己対戦しているので6000局程度では大したことはありませんが💦

Leela Zeroと打ったり検討したりは良く聞きますが、自己対戦に貢献したという話は私の回りでは聞かないのが少し残念です。
今後他の棋士もLeela Zeroプロジェクトに協力するのが当たり前になれば幸いです
次回は11月27日(火)に更新予定です。
内容は私の最近の手合についてお話したいと思います。
posted by プロ棋士さん at 18:23| Comment(0) | 囲碁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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