2017年04月27日

幻庵-勝手にこぼれ話 ~下P345

P334
『碁打ち因碩』

P337
『碁に深みが出る』

P345
『丈和・因碩と秀和・秀策の違い』




P334
『碁打ち因碩』

名人碁所争いで前例にない、跡目の秀和との対局を望んだ因碩は誠の碁打ちです。

あくまでその時、最も強い相手を負かして名人碁所になる。

結果はともかく、この姿勢こそ幻庵因碩の魅力です。



P337
『碁に深みが出る』

上達する時、ただ強くなるだけではなく、碁に深みが出てくることがあります。

また上達しているはずなのに棋力が上がらないことを経験されている方もいるでしょうか。

これは囲碁が奥深いゲームだからです。

棋力が上がるというのは総合力が上がることです。

しかし戦いだけが強くなったり、石の厚さだけが良くなったりすることも、上達するということです。

これを碁に深みが出てきたと言い、経験を積んでいる状態です。

そして、ある時一気に総合力が上がり棋力も上がります。



P345
『丈和・因碩と秀和・秀策の違い』

因碩の囲碁観では秀和の打ち方が理解できない描写がおもしろいところです。

部分的最強を積み上げて全局的勝利を掴む因碩。
※丈和もこのタイプです。

対する秀和は、全局的勝利を見据えて部分的戦いを考えます。
※秀策もこのタイプです。

今では秀和の考え方が本道で、これを大局観が良いと言います。

『部分最適は全体最適より劣る』

・部分では負けるが勝ち
・小を捨てて大に就く

ひとつ高い次元から盤面を見据えると上達しやすいでしょう。

因碩は、秀和がひとつ高い次元から盤面を見ている打ち方だったことに
気付けなかったことが敗因になったようです。


次回はP348までです。




posted by プロ棋士村長さん at 00:00| Comment(0) | 『幻庵』勝手にこぼれ話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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