2017年04月25日

幻庵-勝手にこぼれ話 ~下P301

P294
『吐血の局』

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『秀和の三本サガリの妙手』

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『天才秀和』




P294
『吐血の局』

この碁は有名ですが、この小説の描写は凄まじいですね。

丈和の必死さ、非情とも言える勝ちへの執着。
因徹の死をも恐れね棋士魂。

負け碁にスポットを当ててここまで辛いシーンを描かれたのには心を打ちます。



P300
『秀和の三本サガリの妙手』

下図は、因徹『吐血の局』の序盤で、丈和が苦戦となった局面です。

1.jpg

この数手前の白44で、
秀和少年が丈和に意見した一手が下図です。

2.jpg

白1のサガリをここで打っておけば黒4には白5で白三子は脱出するのでは?
と、秀和少年が指摘しました。

これはその通りで、ここに秀和の大器ぶりがエピソードとして残っています。



P301
『天才秀和』

この時代は黄金時代と言われています。

丈和の次に登録する秀和。
更に秀策。
秀甫、秀栄、秀哉と、個人の全集が出された人々の時代です。


秀和は地にカラく華麗な碁。

そして秀策を育てた功績は大きいでしょう。
そんな本因坊家の黄金時代を敵に回した井上因碩は、大変な時代を生きたと言えるでしょう。


次回はP319までです。




posted by プロ棋士村長さん at 00:00| Comment(0) | 『幻庵』勝手にこぼれ話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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