2017年04月22日

幻庵-勝手にこぼれ話 ~下P280

P273
『丈和VS因徹戦』

P275
『不可解な一手』

P280
『因徹のふるえ』




P273
『丈和VS因徹戦』

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この局面は右辺の白二子がモチコミになり、白の丈和が相当悪いようです。

しかし後でこの右辺の白二子がものを言うのが見所で、歴史に残る丈和の妙手が出ます。



P275
『不可解な一手』

因徹はこの時点から優勢を意識してか、手厚く進めています。
しかし手厚いと緩みは紙一重で、これが後で大きな問題となっていきます。

ここでは本に出てきた不可解な一手を解説します。

下図の黒57の這いが手厚い一手。
一見、何の問題もない一手のようですが、これが緩みだった可能性があります。

1.jpg

下図、黒1が右下の白に肉薄する打ち方で、これなら白2にも黒3、5で白に圧力をかけることができました。

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何でもない一手の違いですが、精神面では天と地ほどの大きな違いがあった可能性があります。



P280
『因徹のふるえ』

棋譜から対局者のふるえが見て取れます。

下図、黒57が第一の緩着。
そして黒59がやや疑問だったかもしれませんが、黒61と黒は安全運転です。

そして極め付けは黒63のフクラミ。
これは当然黒イにハサまなければ気合いが悪いでしょう。

1.jpg

この辺り、因徹は手厚く進めれば勝てると見ていますが、丈和相手では簡単なことではありません。

そしてこの後、歴史に残る妙手で丈和は因徹を追い抜きます。


次回はP281までです。




posted by プロ棋士村長さん at 00:00| Comment(0) | 『幻庵』勝手にこぼれ話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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