2017年03月17日

幻庵-勝手にこぼれ話 ~上P53

P50
『因淑が棋譜並べをして成績が落ちたのはなぜ?』

P51
『手がないところに手をつけることの是非』

P53
『発陽論について』




P50
『因淑が棋譜並べをして成績が落ちたのはなぜ?』

因淑が棋譜並べよりも実戦派だったことから、棋譜並べは普段とは違う価値観を得る勉強法でした。

これは強くなる過程で誰でも起こることですが、今までにない価値観を手に入れることで、一時期は自分のスタイルが崩れます。

しかしそのスタイルが身に付いてきた時には、これまでの自分の土台の上に新たな価値観が備わるので、上達することができます。
簡単に言うと筋肉痛のような現象でしょう(笑)



P51
『手がないところに手をつけることの是非』

江戸時代の碁は、全て読み切り勝負なので、手がないところに手をつけていくことはまずありません。

また、この当時の碁は芸術性のような一面もあり、邪な考え方、打ち方は『棋譜が汚れる』として、そういったことをしないものでした。

もし手のないところに手をつけていくことがあれば、見損じの可能性が高いでしょう。

この時代のプロ棋士は、『棋譜こそ命』という感覚で碁を打っていたのかもしれません。



P53
『発陽論について』

これは最も難しい詰碁集として、プロを目指す人は必ず取り組みます。

解く方も大変ですが、これを作った方は一体何者なんだと思うぐらいすごいです。

作者は井上道節ですが、恐らくこの時代より以前は、ここまで難しい詰碁集はなかったと思います。

つまり、難しい詰碁を発明したようなものですから、現代の我々が難しい詰碁を作ることよりも更に大変な作業だったと思います。

次回はP56までです。

発陽論の凄さ
井上道節の凄さをご紹介します。




posted by プロ棋士村長さん at 00:00| Comment(0) | 『幻庵』勝手にこぼれ話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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