2017年02月18日

囲碁プロ棋士。対局の日④

対局日の昼食は、多くの棋士がうどんなどで軽く済ませるようです。

脂っこいものは避ける人が多いかもしれません。

また、一人で食べたい人や仲間と食べにいく人など色々。

私は対局モードを崩したくないので、一人で食べる派。

そして12:30の再開ギリギリの時間に関西棋院に戻り、自分のペースを守ります。

これも人と話さないようにする工夫。

いざ後半戦です。




囲碁のほとんどは、中盤から終盤のはじめで形勢が固まります。

午前中は、布石~中盤に差し掛かるまでで、ここまでは形勢が傾くことはあっても、勝負はまだまだ決まりません。

昼からが本番といっても良いでしょう。

時間にして14時~15時が一番の勝負所。

私はこの時間に集中できるように、13:30ぐらいには必ず炭水化物(糖質)が多いものを摂るようにしています。
※これは食物エネルギーの勉強で知ったのですが、効果がかなりあるので内緒にしています(笑)

盤外の準備はこれぐらいで、ここからは勝負に没頭するのみ。

私の経験では、形勢を解って打った碁はほぼ負けます。

形勢判断をして良いことを確認すると、邪念が入るのでしょうね。

一方、形勢は解らずに、その局面での最善手だけを追求すると勝つ傾向にある。

私の経験では、形勢判断は気休めの意味でしかないように思っています。

結局は最善手を打つしかなく、相手より上回れば勝ち、それ以外なら負け。

これも普段の勉強によるものでしかありません。

それでも終盤になると形勢は解ってきますし、気になります。

良い碁ならがっちり勝たなくてはいけません。

そのため、形勢が良い碁はずっと気持ち的に苦しい。

悪ければ開き直れるのですが、良いと勝つ義務感のようなものが出てくるからです。

終局までの間は、ずっと慎重になります。

プロは勝つ以外は全てNG。

良い碁だから負けても良いという考え方はありえません。

勝つしかない。

それが毎回の対局で常に突きつけられるものです。

(次回に続く)



posted by プロ棋士村長さん at 00:00| Comment(0) | プロ棋士 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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