2017年02月01日

囲碁が強くなりたい人へ③

前回は大幅棋力アップ1回目のお話でした。

憧れの棋士モデルをもって、対局中にその人と会話をすると強くなる。

今回は2回目の棋力アップ実体験をお話しさせていただきますね。




前回は苑田勇一九段でしたが、今回は私の師匠の本田邦久九段です。

少し説明しますと、私は最初は師匠なしで院生になっていました。

その時は、苑田研究会に参加させていただいていた関係で、(苑田教)の信者でした(笑)

苑田先生といえば、「美人追わず」など、おもしろくて簡潔な苑田語録などで有名ですよね。
その勉強をしているアマの方々と私は(苑田教)の信者というわけです(笑)


そして、ある時から山田規喜九段と共に本田邦久先生の弟子にしていただきました。

それからは(本田教)の信者です(笑)

本田邦久先生の碁は、地にカラくて戦いの碁です。

苑田先生は西の宇宙流で
棋風が違う点にも注目してください。

全く別々の考え方を取り入れたことで、2回目の棋力アップができました。

ここでも本田先生との会話がカギですので少しご紹介しましょう。


例によって自分の碁を本田先生に見ていただいていた時のことです。

私のある一手を見た本田先生は遠慮気味に一言。

「その手はそこが大きいという意味かな?」

「はい」

「本当にそうなの?」
「(5手前の手を指して)この時にこう打ったのなら、こう打つ方が良いんじゃないかな?」

また別の場面では、

「この手は、この手(21手目前の手)を裏切ったんじゃないかな?」

「こう打てば、この手(21手目前の手)の顔が立って良いんじゃないかな?」

などと教えていただきました。

こういうのを繰り返していると、対局中に本田先生ならどう言われるかな?

と、考えるようになるんですよね。

そして対局中には先生と会話して、先生が打たれそうな一手を選ぶ。

すると良い感じで進むんですよね(笑)

そして後日、その碁を本田先生に見てもらうと

「この手はすごく良い手やね」

私は内心(やっぱり?)

こうして憧れの棋士の打つ手のマネをしようと心がけることで、うまく打てるようになりました。

それが良いイメージとして定着してくるので、いつの間にか自分のものになっていくんですね。

これが強くなるということです。

これからしばらくして、院生棋力が3段階アップしました。
2回目の棋力アップですね(笑)


これは余談ですが、それからしばらくして漫画の『ヒカルの碁』のあるシーンで、これと全く同じ話がありました。

ご存知な方もおられますかね?

ヒカルが強くなったことを佐為がほめた時のヒカルのセリフです。

「オレ、この局面で佐為ならどこに打つかなって考えたんだ」

このシーンを見た時には、ヒカルの碁の監修の方は私と同じ体験をしたのかもと、ほっこりしたのを覚えています(笑)


対局中に憧れの棋士モデルとの会話。

これは試してみてください。

ただ、ここまでは実際にプロ棋士と会話してきた例ですから、誰でもできるわけではありません。

しかし、次にお話しする3回目の棋力アップは、私が実際に会話したことがない棋士のケースです。

これは多くの方が使える上達法でしょう。

次回にお話しさせていただきますね。



posted by プロ棋士さん at 00:00| Comment(0) | 囲碁の勉強法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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