2016年12月05日

囲碁大会で実力を100%出す方法

囲碁大会に出られた方はおられるでしょうか?
楽しみと心地良い緊張感があるのが刺激的ですね。

目的は人それぞれですが、充実した囲碁大会にするために、100%の実力を発揮する方法をお話しさせていただきますね。




囲碁大会というからには、誰でも勝ちたいですよね(笑)

しかしそれが難しいのが大会というものです。

そこで次のことを意識してみるといかがでしょうか。

これはプロとして、私の経験からくるものでもあります。


・勝敗に拘らず、勉強の成果を出すことに集中する。
・欲が出ると負け、楽しむと勝つ。
・終盤では勝ちに拘る。



・勝敗に拘らず、勉強の成果を出すことに集中する。

大会本番では、あせっても勝てるものではありません。
勝ちたい気持ちはあると思いますが、まずは普段勉強したことをそのまま出すことを目的としてください。

それが唯一の勝つ方法です。

これは関西棋院の総帥、橋本宇太郎先生の言葉ですが

『勝負は朝、家を出た時に既に決まっている』

というものがあります。

つまり、対局中に特別な力は出ない。
昨日の夜までに勉強してきたこと以上のものは出ないという意味です。

だとすると、大会では勝とうとあがくよりも、持っているものを全て出し切ることに集中した方が良いと言えるでしょう。

もしそれで負けたのなら、また勉強すれば良いと割り切るのもコツです。



・欲が出ると負け、楽しむと勝つ。

これもおもしろい真理なのですが、勝つ欲が出てくると負けます(笑)

例えば、連戦連勝で、ただ今五連勝中。

と、五連勝を意識しだすと、連勝を続けたいと欲が出ますよね。

そうなると勝つことが目的になって楽しむことを忘れてしまいます。
これに勝てば決勝戦。
これに勝てば優勝。
といった時には、この心境に陥るものです。


楽しむと勝つというのは、自分なりの良い状態が続くことですから、それが勝ちにつながっているということです。

打っていて楽しいなと思っている碁は、ほとんどが勝っているのではないでしょうか。



・終盤では勝ちに拘る。

これは今までの話をひっくり返すようですが、終盤は楽しむ分野ではありません。

ゴールはもう間近ですので、いかに簡明に勝つか。

いかに勝ちを現実のものとするかに意識を集中した方が良いでしょう。

実はこれがプロとアマの一番の違いで、ここぞという時は勝ちに徹することができるかどうかが、勝率に影響してきます。

序盤から中盤まで囲碁を楽しんで打っている流れの中で終盤に入り、そのまま緩いテンションで打っていくと逆転してしまうことがあります。

しかし終盤では「この碁は勝ち切るぞ」と、別のギアに切り替えることが大切です。

また、「勝ち切る」ということを楽しむのが終盤という分野でもあります。

こうして一局の中でギアチェンジしていくことで、結果も良くなり、100%の力を発揮して充実した囲碁大会になります。

次の囲碁大会ではこのような取り組み方をしてみてはいかがでしょうか?


posted by プロ棋士さん at 00:00| Comment(0) | 囲碁大会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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