2016年11月15日

AI囲碁が苦手な棋士とは?

11/19(土)にAI囲碁の「DeepZenGo」と趙治勲名誉名人の対局があります。


AI囲碁と人間の差は、今どれぐらいなのか?
11/19の対局の関心事の1つです。

「DeepZenGo」はアルファ碁の強さほどではないかもしれませんが
趙治勲名誉名人危うしの声もちらほらと聞こえてきます。

しかし私は趙治勲名誉名人だからこそ
勝てるのではないかと予想しています。




今のAI囲碁がなぜ強くなったのか?
囲碁界の方に分かりやすく言いますと

『プロ棋士と同じ思考過程』を踏むようになったからです。

AI囲碁が次の一手を決める時は次のように行っているようです。

①その局面を過去の経験と照らして合わせる。
②経験的に勝ちやすい手に絞って検討する。
③その先を読み進めて、勝ちそうならその手に決定する。

コンピューターの中ではもっと複雑な取捨選択をしているのですが
簡単に言うとこのような感じです。

①~③の思考過程は人間そのものですね(笑)


しかしここに趙治勲名誉名人だからこそ
勝てるポイントがあるように思いました。

AI囲碁の弱点はズバリ!

『野性的な棋風の人間に弱い』

趙治勲名誉名人は最近流行りの『形式的な碁』
ではないのはご存知な方も多いですよね。

独創的という意味ではなく、知識に頼らず長年研ぎ澄まされた
鋭い感性で打つ碁です。

そのため一局の流れの中で、全般的にデータにない手が多く出るため、コンピューターが得意とする分野だけの一局にならないでしょう。

いえ、そうならなければ人間が勝てる可能性が高まると見ています。
(これもコンピューターはいずれは克服するでしょうが)

11/19からの3番勝負は、単なる勝負としてではなく
1局1局趙治勲名誉名人がどう趣向を変えていくかも
注目しながら見るとおもしろいでしょう。


あ、そういえば(笑)
実はZENと人間の対局はもう1つあるんです。


河英一六段VS『ZEN』の公開対局があります。
解説は私、勝間史朗です。

ここでは書ききれなかったこともお話しする予定ですので
是非『寝屋川囲碁将棋祭り』にお越しください(笑)

公開対局は15時からの予定です。
朝からプロ棋士の100面打ちもありますので
お休みの日を一日お楽しみください。

posted by プロ棋士村長さん at 00:00| Comment(2) | AI囲碁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。
いつもお世話になっています。

やっと、勝間先生のブログが誕生して嬉しいです。(o^-^)o~♪

『寝屋川囲碁将棋祭り』以前、参加した時は楽しかったです。
ちょっと遠くて参加出来ませんが、祭りの裏話も聞けそうで、更新を楽しみにしております。
Posted by ジャスミン at 2016年11月15日 11:55
こちらこそいつもお世話になっております(笑)

まだ右も左も分からないことだらけですが
よろしくお願いします。

『寝屋川囲碁将棋祭り』
またいつかオフ会絡みで企画しましょうかね(笑)

Posted by 『プロ棋士』村長さん at 2016年11月15日 20:49
コメントを書く
コチラをクリックしてください
RSS取得