2019年06月04日

研究会にて②

皆さん、こんにちは。
関西棋院棋士の星川愛生です。

部屋でパソコンをいじっていたら、気温が高いのとパソコン自体が熱いせいで汗だくになってしまいました💦
囲碁AIはパソコンの能力をフルで使うので温度には要注意です

さて前回は研究会の碁を解説していましたが、
今回はその続きです。

無題.png
私の白番で黒が左下に繋いだところです。
この後……

無題.png
白1と両ガカリしたら、上下で同じ定石が出来ました。
白としては15に回れたら不満なしです。

無題.png
白△の開きが先手で打てたので、
1から3と中央に打ちます。
この手は模様を作るときの常套手段です。

無題.png
局面は進んで、黒が1とハネたところです。
この時、白は2とノビるべきでした。
ここは中央が大事で、白□の集団に
遠くから援軍を送るイメージです。
逆に黒が中央を厚くなると白□は攻められてしまいます。
しかし、私はここで…

無題.png
白1と切ってから3と繋いでしまいました。
部分的には手筋ですが、黒6とカカエられると
中央黒も安泰ですし
中央の力関係も微妙になってきました。
明らかに形勢を損なっています。
真ん中の戦いは難しいですね💧

後、実戦ではたまたま詰碁の形が出来たので
皆さんに出題したいと思います。

無題.png
黒が今、1とマガッてきたところです。
上辺の白が生きるにはどこに打つのが正解でしょうか?

実戦で配置を変えずに問題が出来るのは
割りと珍しいかもです。
答えは次回解説したいと思います。
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posted by プロ棋士さん at 13:25| Comment(0) | 囲碁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月18日

研究会にて③

皆さん、こんにちは。
関西棋院棋士の星川愛生です。

前回は研究会の碁を取り上げました。
その中で詰碁的な形が出来たので今回はその答え合わせといたします。

無題.png
これがその問題図です。
黒が1と来て上辺の白がどうなるかですね。

無題.png
正解は白2のマガリとなります。
この手以外では白は生きることができません。

無題.png
黒は3とセオリー通りに外から来ますが、
白4が正しい手。一見すると黒5で眼がなさそうですが…

無題.png
黒5に白6とこちらからオサエて黒7の時に
白8のホウリコミが手筋で
黒3子がトントンになっています。
右上隅の黒の欠陥を突いた形です。

これは『辺の一合マス』と言われる形で、
基本的には上記白1とマガるのが正解となります。

無題.png
辺の一合マスの基礎型です。
白番で、正解はどちらかに『マガる』のですが
その時のコツをお教えいたします。

無題.png
白△と白の援軍があるかと思いますが、
この援軍から近い方に『マガる』のが正解となります。
これを覚えるだけでもだいぶ頼もしくなります。

因みに実戦は『援軍』ではなく
相手の『弱点』の方にマガリましたが、
これは応用編みたいなもので理屈は同じです。

詰碁などでも、実はコツがあったりして
そこを押さえると簡単だったりします。
当ブログでも折を見つけて、『コツ』を皆様に伝授したいと思います
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posted by プロ棋士さん at 17:39| Comment(0) | 囲碁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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